翌朝弟からメールが届いていました。
『いつまで居ることになりそう?
・・・そろそろさ・・・』
内容は、この弟のマンションに私たちがいつまで滞在するつもりなのか確認のメールでした。
ここは弟のマンション。
弟もいつまでも自宅では無いところからの通勤は不便…
何事も思うように進まない中、
時間があれば
これから娘、愛犬と住む場所のことを考えている自分・・・
『娘の保育所、、
・・・仕事がありそうな場所、、、
交通の便があるところ、、、役所は近くにないと・・・』
なるべくすべてが成り立つ場所をと思い、
一生懸命考え該当地をようやく3箇所見つけたけれど・・・
『その場所まではどうやって行こう・・・』
家を借りるにも敷金礼金が必要になるから、今あるお金を減らしたくない…
お金が足りなかったら致命傷になってしまう・・・
そう考えると頭に父が浮かび、無理なお願いををすることになる・・・
でも他に宛てもないし、、、
娘たちに朝ごはんを食べさせながら
娘に見せる顔は笑っていても、
頭の中は冷静に次の行動について考えていました。
「ごちそうさまー」
娘が食べ終わるとおままごとのスペースへ移動してくれました。
その隙に私はノートを取り出し、これから行こうと思っている3箇所の
場所から距離と時間、公共料金とその費用、宿泊場所と宿泊費などをそれぞれ計算し書き出しました。
そしてやはり父に電話をすることに、、
「お父さん・・・?わたし、、、今少し電話して大丈夫?
このマンションまで送ってもらったのにね、
また何時間もかけてこの場所まで来てもらうようになっちゃうんだけど、
ごめんなさい。次行く場所までお父さんの車に乗せていってもらえるかな、、
本当に申し訳ないです。
ほかに頼れるひとが居なくて・・・
ごめんね・・・お父さん・・・」
この場所には屋根もあるし、キッチンもお風呂もトイレも、お布団もある・・・
一歩この場所を出てしまったら、
私たちの行く場所に屋根があるのかもわからない・・・
この場所へ来た何日間で、公共機関も、スーパーも愛犬が一緒では一歩たりとも中に入れないことを知った・・・
2歳の幼児と愛犬を自家用車以外で一緒に連れて歩くことは、とっても大変なことだと気が付いた・・・
気が付いたけど、だからと言って、
娘と愛犬ココをどうすることも出来いのが現実・・・
父の予定を調整してもらい出来るだけ早急に・・・
父の今ある家族にはわからない時間帯で、迷惑のかからないようお願いをしました。
そして弟と婚約者にもこれ以上迷惑がかからないようにしたい・・・
これから結婚して幸せになる二人なのだから。
『私たちが居ることで迷惑になるんだ』
と自分たちの存在を改めて考えていました。